家を頑丈に造っても、その家を支える基礎がしっかりしていないと意味がありません。
今日は、その基礎についてのお話です。
最近は、主にベタ基礎を採用しています。
『ベタ基礎とは』
底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎のことで、家の荷重を底板全体で受け止め、面で支えます。また、地面をコンクリートで覆うので地面からの湿気やシロアリの侵入を防ぎます。
『基礎の配筋』
建物の仕上材により重さが変わってくるので、重さに応じた基礎の配筋が必要になってきます。
例えば屋根です。瓦屋根と金属板葺きでは、瓦屋根の方が金属板葺きに比べて約倍の荷重がかかります。
その荷重に耐えるために、短辺方向のスラブスパンの大きさに応じて配筋を増やさないといけません。
デザインだけでなく、構造についてもしっかりとした知識があるのが設計士です。
長持ちで、その上カッコイイ建物をこれからも目指して頑張ります。
兵庫県姫路市でシンプルモダンや和モダンの住宅設計を行う一級建築士設計事務所
永森建築設計事務所ブログ 建築家 永森 靖二
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