色彩について ③

部屋の色彩を考える場合、テクスチャー(素材)についても一緒に考えなければなりませ
ん。トーンや色相自体に、イメージが存在します。それに素材を合せることで、より一層
自分好みの空間を創ることができます。
クールモダンな印象を与えたいときは、スチールやクロムメッキ、それにクリアガラス
などを持ってきたり、アジアンテイストでは麻や籐などの南洋系の自然素材を使ったりすることが有効的です。

以下に、いくつかのインテリアスタイルに合った、トーンや素材を紹介します。

ナチュラル
自然の色や素材をそのまま利用することで、ナチュラルな印象を与えます。とくに、メープルなどの明るめの木目が合うでしょう。

シンプルモダンシンプルモダン
マットなシルバー素材のものや幾何学や直線的な柄のものが良く合います。基本的にモノトーンを基調とし、ビビットなアクセントカラーを入れることで、部屋はさらに引き立ちます。


エレガントエレガント
代表的なものは花柄モチーフです。トーンとしてはフェミニンで甘さのある「pl」「vp」トーンが良く合います。さらに、家具などを深みのある「dp」「dk」トーンでまとめると、トラディショナルな印象をくわえる事ができます。


クラシカルクラシカル
クラシックな色合い「dl」「dk」を中心に、木目のある濃い目の家具や、クラシカルな照明器具などを採用することで、懐かしさを感じる大人の印象になります。


これらは基本的な考え方で、この中に新しい試みやデザインを加味し、自分だけの空間を創って下さい。悩んでしまった時は、永森建築事務所まで!

兵庫県姫路市でシンプルモダンや和モダンの住宅設計を行う一級建築士設計事務所
永森建築設計事務所ブログ 建築家 永森 靖二
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