色彩について ②

色の組み合わせ『 配色 』の基本は以前のブログで書いたように、色相とトーンの2通りの視点から考えます。

今日は、いくつかの基本的な配色技法についてです。例として3つほどご紹介します。

ドミナントカラードミナントカラー、ドミナントトーン

ドミナントとは「支配する」という意味です。
色であれば同色でまとめて色を組み合わせることで全体的な統一感を与えます。
同じように、前回紹介したトーンの同じもののみで、構成することを、ドミナントトーンといいます。これは、色んな色を使っても統一感を与える事ができる配色技法です。



ナチュラルハーモニーナチュラルハーモニー

「自然な調和」という意味です。
色を円形に配置した色相環を参考に8(黄)に近い色を明るく、20(青紫)に近い色を暗い色に配色することで、自然に見え、『 調和 』を与えます。


色相環例えば、黄緑と青緑を合わせるときは、黄緑を明るく、青緑を暗くすると、自然界の色合いと同じなので調和して見えます。
また、ナチュラルハーモニーとは逆に配色すると、調和の無い変化にとんだ空間を創ることができます。



グラデーショングラデーション

これは良く耳にする技法だと思います。色相やトーンを規則的に段階的に変化させてリズム感を出しながらまとめる配色方法です。

これらは基本的な技法ですが、服や小物をそろえる時など、意外と参考になると思います。
また長くなってきたので  今回はこの辺で・・・

兵庫県姫路市でシンプルモダンや和モダンの住宅設計を行う一級建築士設計事務所
永森建築設計事務所ブログ 建築家 永森 靖二
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