照明の打合せを行うと、お施主さまの方からLEDについて質問を受けます。
これはLED照明にみなさんが興味をもたれている事のあらわれだと思います。
そこで、今日はLED(light-emitting diode 発光ダイオード)照明のお話。
LEDは始め、とても沢山の色を1つの光源で表現できるため、アミューズメント系の店舗でよく使われていました。その後、京都議定書や省エネ法改正などに伴い、その特徴から大変注目を集め始めました。住宅でのCO2排出量の実に16%が照明によるものですので、全世界的にLEDを住宅照明への流れが起こっています。
LEDの特徴は、メンテナンスフリー(実際は機器の不良時期など長い目では交換が必要です)で球変えが不要な夢のような照明です。さらに、電気代が白熱灯の7~8分の1程度と少なく、熱量もほとんど発生させないので、暑さも防げます。
60Wの明るさが8WでOK!
(蛍光灯よりも優れています。)
このような素晴らしい特徴を持つLED照明ですが、まだ、実用化が始まって日が浅く、デメリットも沢山あります。例えば、光量が少ない、色むらが多い、バラツキがある、演色性が悪い、イニシャルコスト(購入時の価格)が高い・・・。などという点です。
このようにメリットばかりではないLEDですが、デメリットを解消すべく各照明メーカーが凌ぎを削っていますので、今ある幾つかの商品、及び、これから販売されるであろう商品などは、必ず主流の光源となってくると思います。私たちが設計する建物にも、どんどん採用していきたいと思いますので、日々、光の勉強に励んで行きたいと思います。
兵庫県姫路市でシンプルモダンや和モダンの住宅設計を行う一級建築士設計事務所
永森建築設計事務所ブログ 建築家 永森 靖二
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