建具について

今日は建具についてお話したいと思います。

永森建築事務所では、主に“引込建具” を採用しています。
建具を壁と壁の間に納めるようになっているので、開き戸と違って、各部屋の空間を広く利用することができます。

引込建具の納め方として、3種類提案しています。

A:壁の中に建具を納めてしまう方法
見た目はスッキリと納まりますが、戸を閉める際に、取付金物を取り出して閉めるという不便さがあります。

B:建具の一部(取手部分)を出して納める方法
オープン時の見た目はスッキリしませんが、戸の開閉がしやすいので実用的です。

C:壁の長さを変えて納める方法
オープン時の見た目も良く、開閉もスムーズに出来るのでよく採用しています。

使用目的に合わせてA・B・Cを使い分けています。
例えば、トイレのように毎回閉める場合にBの納め方を提案しています。
また、洗面・脱衣室のように開け放しにする時と、閉めて使用する時がある場合にCの納め方を提案しています。
Aは、開口部を広く取りたい時や見た目を重視する場合に提案しています。

建具も家の一部です。使用する目的や頻度に合わせて納め方を変えることで、さらにこだわりある建物になります。細部にまでこだわりながらデザインして、2つとしてないマイホームを一緒につくっていきましょう。


兵庫県姫路市でシンプルモダンや和モダンの住宅設計を行う一級建築士設計事務所
永森建築設計事務所ブログ 建築家 永森 靖二
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