浴室とは湯殿、風呂場等とも言われ、
入浴の設備を整えた空間です。
この入浴という行為は時代を遡ると、
ミソギや沐浴といった、
宗教的な意味合いが強くなります。
法華寺の浴堂の様に施浴として一般に開かれた当時、風呂は薬草による蒸し風呂でした。
これが行水と絡み合い、いわゆる入浴として、
身近になったのが江戸時代。
Works:キューブから生まれるH型プランの家
銭湯から個人住宅へと、内湯が主流になるのは、
高度経済成長期の昭和30年代後半以降、
そして東京オリンピック以降、
五右衛門風呂に代表される和式の浴槽が、
ユニットバスへと移行して現在に至ります。
一日の垢を落とす入浴は本来、行為前の清め。
新しい一日は斎戒沐浴により始まります。
兵庫県姫路市でシンプルモダンや和モダンの住宅設計を行う一級建築士設計事務所
永森建築設計事務所ブログ 建築家 永森 靖二
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